2013年10月10日。
森本美由紀さんがご逝去されました。
数々の素晴らしい作品をご提供いただき、ありがとうございました。
謹んで、ここにご冥福をお祈り申し上げます。

クールでオシャレ。コケティッシュな魅力にあふれる女性たちの表情やシルエット。
"女性たちをときめかせる女性"を誰よりも素敵に描いてくれたのが
ファッションイラストレーターの森本美由紀さんです。

その卓越したセンスとスタイリッシュで洗練された筆致は、イラストレーターを志す人たちの憧れであり、
森本さんが描き出すファッショナブルでオシャレな世界観は、
東京のカルチャーを象徴するメッセージとして世界中から注目を集めました。

タイポ使いのベーシックなデザイン処理の表紙ばかりの2000年代初頭の日本のダイアリー。
２００４年、マークスと森本さんとのコラボレーションによって生まれた、
雑誌の表紙のようなインパクトあふれるカバーが、
ダイアリーのイメージとダイアリー売り場の表情とをガラリと変えました。

森本さんが提供してくれた数々の作品によって生み出され、育ってきた「デザインダイアリーのマークス」。
森本さんとの仕事がなければ、マークスの今はなかった、と言えるかもしれません・・・。

ぜひ、この機に森本さんの作品の魅力に改めて触れていただければ幸いです。
多くの女性やクリエイターたちを魅了した森本美由紀さんが描いた世界は、
森本さんが残した幾多の作品とともに永遠に私たちの胸に残っていくはずです。

享年５５歳。突然の若すぎる死。
まだ、その事実を受け止めることはできませんが、
謹んでご冥福をお祈りいたします。

森本さん、安らかにお眠り下さい。

２０１３年１０月１５日
株式会社マークス　代表取締役　髙城和彦